ここにあったか 落とし穴
続き
4:00
完全に明るい状態
反対側の堤防へ移動
マゴチをゲットし
高級?白身魚を3種確保出来たら最高だな…と
捕獲したヒラメとキジハタもストリンガーに掛けたまま
移動した先で係留
ヒラメは底にベタッとしていた方が安心すると思い
ロープを長めに
これが後に悲劇を生むことに…
スライトエッジの速い釣りに
ワームでフォロー
FLAGたぬきでワンバイト
ハウルに交換しての1投目
さっきのバイトの主だろう
着底からの巻き始めですでに喰っていた
恥ずかしながらアタリがとれず
このサイズじゃジグヘッドの4インチワームは喰いきれないだろう
暑くなってきたし反応もない
そろそろヒラメたちを計測し画像に残そう
ストリンガーを引き上げようとすると
動かない
…全く動かない
ヒラメの姿は確認できる
キジハタは?
どうやらヤツが犯人らしい
陰に隠れた拍子に他のフックをどこぞに引っ掛けたか
海岸で適当な長さの棒を拾ってきたがうまくいかない
これは潜るしかないか…
覚悟を決める前に件の棒でもう少し様子をみる
そんな甘いもんじゃないことが判明
堤防とケーソンの間に最低でも10㎝以上の隙間を確認
棒がどんどん入ってしまい底が判らない
これでは潜っても果たして手が入る範囲で済むかどうか…
ここにあったか 落とし穴
本当の意味でも落とし穴
なかば諦めの境地
とにかく引っ張って運が良ければフックが伸ばせるか
30分以上格闘の末
プツン
3㎜ロープが人力でそうそう切れるもんじゃない
どこぞの角で擦ったんだろう
それだけ複雑な構造ってことか
ヒラメは依然目視できる位置に定位
今後ヒラメに起こる現実を想像すると
本当に申し訳ない…
暑いしもしかしたら?
撤収しながらゴロタでトップチヌを試してみる
数投目
こちらの足音に驚いたのか
小型のクロダイが飛び出てきた
なるほど
本当にいるんだ
警戒心MAXのチビが喰ってくるはずはない
でも可能性を実感
今後に期待
それにしてもOPA+マスターブルー
いい仕事をしてくれる
天気と海況が味方しているとはいえ
ちびチヌの動きが丸見え
シンペンを追尾するムラソイも丸見え
それはそうと
先週も目撃したのだが
このポイントには小魚の群れが入っている
(喰われているかは不明なのでベイトという表現は控える)
スクールの数は先週よりも増えていた
水深はそれほどではないと思うのだが
こんなところに集まってくる魚種ってなんだろう?
スクールは頻繁に移動するがほぼ表層に定位
たまに射程距離に入ってくる
シーバスタックルなら余裕だろう
しかし襲われている様子がないので
こちらも真剣にならずにやり過ごしてしまった
…が
しかしポイント移動の車中で後悔
魚種はわからなくてボイルがなくても
あれだけ水面をザワつかせているのなら
隙を狙っているフィッシュイーターが潜んでいたかもしれない
メバル?漁港の近くということから
ゴロタ浜の先は砂地ということも考えられる
そうなるとフラット系の存在が疑わしい
見える範囲は浅く根がきついので
ジグだと沈下が早く危険だが
ぶっ飛び君あたりのシンペンなら
飛距離は出るしフォールで喰わせられるはず
やはりさっきの失態で冷静さを欠いていたようだ
基本の「き」の字すら忘れるなんて
9:00
最後にイカを狙ってみる
漁港周りから始める
おびただしい数の小魚
ただし海藻がほとんどない
雰囲気のありそうな場所を探して移動
その最中に春イカ発見!
ペアリングとハグレの合計3ハイ
それほど大きくはなさそう
浮いているのでダートさせてエギを少し沈めてみる
またはロッドを立てながらスライド?させてみる
ペアリングにばかり気をとられていたら
いつの間にかハグレがエギのすぐそばに
気になってロッドを立てると重量感が
???
そのままリーリングするとやっぱり重い
しかしほとんどイカの抵抗がない
想像と全く違い戸惑う
するとイカの体色が一瞬で変化
と同時にバレてしまった
単にエギを横抱きしていただけだったのか?
しっかりアワセを入れればなんとかなったのか?
後悔ばかりが頭を過る
ハグレはダメだがまだペアリングがいる
幸いスミは吐かれなかった
手持ちのエギと
自分の持っている知識を総動員したつもりだが
全くの無反応…
10:00
太陽が容赦なく照りつけ
ベタ凪の澄潮で海中が丸見え
こりゃやる気なくなるな
もう無理だ
初の春イカ捕獲…ならず
終了
嫌な気分だ
せっかく獲った魚を持ち帰れなかったからではなく
ヒラメとキジハタを無駄死にさせた(させる)罪悪感がハンパない
散々いろんな生物の命を絶ってきた
今更善人振るつもりはないし
釣りを辞める予定も
グリーンピースに入る気もない
がしかし
なんだろうこの気持ち
とにかく嫌な気分だ
沈んだ気持ちで帰宅
仮眠後
腫れた手と
切れたロープ
を見て現実だったことを再確認…
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